56歳の男性サラリーマンです。昨年の11月に家内と二人で初めての台北ツアーに参加しました。阪急交通社さんのツアーで二日目に台北観光から九分、夜市へとバスで回る内容でした。ホリデー 日帰り旅行で久しぶりに夫婦だけで参加したのですが、国内旅行でも割と楽しかったので、ハネムーン以来ですが思い切って海外旅行に行こうと考えました。台北はもちろん初めてだったのと阪急交通社さんの利用も初めてだったので、ちょっと緊張しました。台湾へ行ったらやっぱり、美味しい物を食べるのと、定番のマッサージをしてもらうのを楽しみにして向かいました。

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初日は、桃園空港へ午後の到着だったので空港からツアーのバスで直接ホテルに向かいました。日本語がとても上手なガイドさんが、道中色々と台湾の土地価格の話やこの車に乗っている人は、こんな職業の人が多いなどと台湾のことを教えてくれて楽しかったです。

バスの中でホテル送迎付きのマッサージの予約をして20時にホテルに迎えの車が来てくれることになりました。15時頃ホテルにチェックインした後、まだ時間があるので電車で台北101まで行って台湾最初の食事は、101内のフードコートでそばと炒め物のセットを食べました。ビールは日本とあまり変わらない値段かなと思いましたが、ビール1本の値段と二人分の食事代が同じくらいだったので驚きました。これからマッサージもあるのであまり食べすぎないようにしてホテルへ戻りました。明日は、朝から晩まで台湾観光があるので楽しみにして早めに床に就きました。

今回の旅行のメインはやっぱり二日目の台湾観光なので、二日目は十分楽しみました。もらっていたプランとは観光する順番が変わりましたが、台北の有名所はほとんど回れたと思います。二日目のランチは、鼎泰豊の小籠包を食べました。長い行列を横目に見ながらツアー客は、さっさと着席出来て美味しいランチを堪能しました。

うちは夫婦二人だったので別のご家族と相席となりました。40代くらいのご夫婦と中学生くらいのお子さん2人、そしてご主人のご両親と奥様のお母さまの7人でにぎやかでした。住まいも割と近くに住んでいてすぐに仲良くなり午後から一段と楽しい観光となりました。

午後の観光の時に、これも台湾に行ったら是非試してみたかった占い横丁で手相を見てもらいました。一度くらいは見てもらおうと話はしていましたが日本ではどうも恥ずかしくてなかなか見てもらえず、今回が初めての占いです。インド系の女性の先生に見てもらい、色々アドバイスしてくれました。とても日本語が上手で、次回来た時もまた見てくださいねと言って帰りました。当たっていたような違うような・・でも悪いことは何も言われなかったので良かったです。

台湾は電車に乗る際、韓国のハングル文字と違って漢字なので標識や看板を見ればなんとなくわかるのでそんなに困ったことはありませんでしたが、三越で買い物をしたときに探していた物が見つからずインフォメーションに行ったのですが日本語が通じず、英語が話せないとダメでした。ホテルもガイドさんも占い師さんもみんな上手な日本語を使っていたので「えっ?三越のインフォメーションなのに日本語ダメなの?」とちょっと驚きでした。

それと今回のツアーで残念だったのはエバ航空のキティの飛行機で行くというのを売りにしていたツアーだったのに機体の塗装をするとかで普通の航空機になってしまったことでしょうか。私は、あまり関係ありませんでしたが家内は結構残念がっていました。

飛行機に関しては、発着の時間の範囲が広くて私達は、一見さんみたいなものなので羽田が一番遅い便で出発して台湾からは、一番早い便で帰国となり、なんかちょっと損をしているような…それでも初めての台湾は、とても楽しかったので来年また行く予定です。今度は高雄にも足を延ばしてみようかと思います。

10月、主人は初めての海外旅行ということであまり遠いと負担なので、近場のグアムに3泊4日でハネムーンに行きました。長期の休みがなかなか取りづらく、夏場の旅行が難しいため、時期を少し外し10月の3連休を利用して遅い夏休みを楽しみました。トップシーズンではないため、価格も抑えることができかなり満足です。ちょうどグアムの雨季のシーズンで、また今年は台風の発生数が多かったので滞在中の天気を心配していましたが、一度スコールにあったくらいでとても快適に過ごすことができました。

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私はグアムが2回めだったのですが、彼は初めてだったためどうしてもポリネシアンショーを見たいという要望があり、ヒルトンのポリネシアンショーを予約しました。私達が滞在していたホテルからは歩いて15分ほどだったため利用はしなかったのですが、ホテルまでの送迎バスも頼めるようで、少し離れたホテルから来るゲストの方も多かったようです。

ショーにはディナーもセットになっており、バイキング形式でお肉・お魚、野菜などかなりメニューが豊富でした。私が特に気に入ったのが、ロブスターテールです。サイズはこぶりなのですが、しっかりバターとほんのりガーリックが効いていて何個食べたか覚えていません。またエビやムール貝も山盛り積まれており、観ているだけでもワクワクするメニューでした。主人は初めてのポリネシアンショーに夢中だったので、私が色々料理を選んで持ってテーブルに置いてあげました。ぼーっと見ているので口にいくつか貝を押し込んでおきました(笑)

現地の方とのコミュニケーションがとても楽しかったです。今のグアムは韓国人旅行客ばかりのようですが、やはり以前は日本人旅行客が一番多かったとのことで、どこに行っても気さくに日本語で話しかけてきてくれます。正しい日本語を話してくれる方は少ないですが、一生懸命にユーモアを交えて話しかけてくれました。

グアムの入国審査時には、男性審査官に「彼と二人できたの?彼はあなたと来られてラッキーボーイだね」と声をかけてくれたり、ヒルトンのポリネシアンショーに行った際は食事を目の前にニコニコしていた私達を見て「写真撮ってあげるよー」と声をかけてくださり、大量のエビとムール貝と一緒に撮影してくれました。しかもその方の指定ポーズで撮ってくれました。もちろん観光客が多いので慣れているということはあるかと思いますが、旅の始まりでも楽しさをアップしてくれて、また食事の楽しさもさらにプラスにしてくださるような方が多かったので積極的にコミュニケーションを取りました。

3泊4日の中での最大の失敗が日焼けです。グアムは雨季であっても気温も高く、海に入るのには抜群の場所です。また海も遠浅の海なので、少し沖の方へ行ってもシュノーケリングをすることができます。日差しはもちろん強いですが、砂浜で寝そべっていてもジリジリと焼ける感覚はあまりありません。2日目に海に入る予定だったので予定通りホテルのプライベートビーチとプールで遊びました。

日焼けは気にしていたので、日焼け止めはちゃんと塗って海で2時間ほど、プールで1時間ほどまたビーチサイド、プールサイドで合計1時間ほど過ごしていました。充分に遊んで部屋に帰り、シャワーを浴びたときに気づいたのが、自分の肌の赤さです。今までこんなに赤くなったこともなかったですし、とにかく痛い!シャワーのお湯が当たるのが時間とともに辛くなっていきました。私達の予定では、2日目、また最終日のホテル出発までに海で遊ぶと言っていたのですがふたりとも日焼けの痛みに耐えることができず1度しか楽しまないまま帰国となりました。

ハネムーンにスリランカのコロンボ、シーギリヤへ3月の初めに行きました。スリランカの3月は乾季です。しかし、スリランカは一年中熱く湿気があり、熱中症には気を付けたほうがいいです。旅の目的はスリランカ中心部にあるシーギリヤロックを登ってみたかったからです。また、スリランカは仏教の国で安全だと思ったからです。スリランカカレーはなかなか日本では食べられないことも魅力の一つです。スパイスや食材、紅茶も大好きなのでこちらに決めました。

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シーギリヤロックはスリランカを訪れた人は必ず行くべきです。大きな岩の上のほうには素晴らしい景色と広大な敷地が広がっています。食事もとてもおいしく、スリランカカレーが特に絶品です。とっても辛いので、辛いのが苦手な人にはお勧めできません。しかし、さまざまな味付けをされた野菜やチキンの煮込みを右手で食べるととてもおいしいです。手で食べると、チキンの小さな骨もスムーズに取り除くことができます。味もしっかり混ざるので、スリランカカレーは右手で食べたほうがとってもおいしいです。ハネムーンで行ったので、オプションに小さなウェディングケーキがついてきました。飛行機の中で食べることができます。周りの人が気づくとお祝いの言葉をかけられたのがとてもうれしかったです。

ツアーですが安く済ませるために、ホテルや移動はすべて自分たちで手配しました。また、シーギリヤロックに登ったことがとても楽しい経験になりました。写真で見るよりもはるかに大きく、登る前にはたくさんの遺跡の跡がありました。この何もない大地に昔の王様が文明を築き上げたことに納得してしまいました。

頂上に到達するまでに、ミラーウォールやライオンの形をした岩まで数多くの遺跡を見ることができます。特にシーギリヤレディ5世紀ごろに描かれ、風化が進み見えなくなってしまう貴重な絵画です。観光ガイドで見るよりもとても鮮明で美しく、少し微笑んだ表情をしていました。頂上の手前はとても迫力満点でした。岩肌に沿って階段がくっついているのです。それを登ると下から透けて真下が見えるので非常にスリリングですが、この階段を登り終えると、とてつもなく美しい景色が広がっていました。そして乾いた風が心地よく、スリランカの国を一望できました。ここに昔、王都を築こうとした王様の気持ちがわかったような気がしました。空も近くて、青く、とても壮大で美しい場所でした。歴史を少し勉強していくとさらに面白いと思います。

環境客をねらった詐欺には注意してください。スリランカ、コロンボの町での移動手段トゥクトゥクは便利ですが少し困りものです。というのも、必要ないときに、「コンニチハ!」といって乗せようとするのです。その時は潔く断ると大丈夫です。トゥクトゥクはメーターがついているものがお勧めです。メーターがないトゥクトゥクに乗るときは、ここから目的地までいくらかきちんと聞きましょう。そうしないととんでもない額を請求されることがあります。

また、電車での移動も注意が必要です。アヌーラダブラという地域まで電車で行く途中、「アヌーラダブラニュータウン」駅に着きました。すると、「ここで降りなければだめだ!」と窓から外にいるおじさんに注意されました。迷った挙句、電車を降りようとしたときに、電車に乗っていた女性に、「あなたはアヌーラダブラ駅へ行くのね?駅名は似ているけど、ここはニュータウンアヌーラダブラ駅なので、降りなくていいのよ。と言われました。このように、駅名が似ている場所で観光客を不安にさせて、電車を降りさせ、自分のトゥクトゥクに乗らせるという手口があるので気を付けてください。

11月に夫と新婚旅行に行きました。行先はヨーロッパでドイツ・スイス・フランスを巡るパッケージツアーでした。基本的には貸切バスで各地を観光し、最終日は一日パリで自由行動があるものでした。ヨーロッパに行きたかったのと私が学生時代にイタリアに行ったことがあったので、この行先にしました。元々はドイツとフランスに行く別のツアーを申し込んでいたのですが、人数が集まらずそのツアーはキャンセルとなり、こちらになりましたが結果的にはこの3か国に行けてよかったと思っています。

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ドイツではノイシュバンシュタイン城と世界遺産のヴィース教会、ローテンブルグ、ハイデルベルグの街並みを歩きました。ノイシュバンシュタイン城は見た目の印象よりも新しい時代に建てられた城なので、中身は近代的な造りでした。ドイツ名物のウィンナーは美味しかったです。スイスでは、高山鉄道でヨーロッパの中でも高い位置にある駅であるユングフラウヨッホに行きました。

ここは富士山の頂上と同じくらいの高さで、雪原に出ることもでき自然の雄大さを満喫できました。スイスで食べたチーズフォンデュはあまり私の口にあいませんでした。フランスではヴェルサイユ宮殿とモンサンミッシェルに行ったり、パリの自由行動ではエッフェル塔やルーブル美術館、また郊外のサンドニにあるフランスワールドカップの決勝戦が行われたスタッドドゥフランスにも行きました。夜はドレスコードのある高級レストランでエスカルゴなどを味わいました。

スイスの観光を終えるとジュネーブからTGVに乗ってパリに行く予定でしたが、TGVの信号機の故障か何かで長時間待たされたあげく、ジュネーブまでTGVは来ないのでその先の駅までバスで進んでそこからTGVに乗ることになったとガイドの方から説明がありました。現地の人たちも含めそのバスを待つ人たちは大勢いる中、どういう風に話がついたのかはわからないのですが、私たち日本人のツアーの人たちは待っている人より優先的に乗車することができました。もちろん、そのことに文句を言っている外国の方もいたので、我々は肩身の狭い思いでした。

車内で食べた弁当も慌ただしくてほとんど味の記憶はありません。ようやく駅に到着するとTGVはもうすぐ発車してしまうとのことで、みんなホームでスーツケースを押して走り何とか乗車できました。そのことは同じツアーの人とも話をして、こういう風にスーツケースを押して走ったこともいい思い出ですねと笑ったことを思い出します。確かになかなかない経験をできたという意味では楽しかったといえるのかなと思います。

感動したことは、街灯のない夜道で懐中電灯を持って歩いて見に行った、ライトアップされたモンサンミッシェルの美しさです。モンサンミッシェルは夜にライトアップされて美しいという話を聞いていたのですが、ホテルからは15分ほど歩いていく必要がありました。また、街灯のない道を歩くので、行くかどうか躊躇した部分もあったのですが、同じツアーの人も行くということで、みんなで歩いて行きました。

新婚の方が多い団体だったので、ツアー中は結構みんな二人の空間という感じでしたが、このときは不安があったのか皆仲良く歩いて行き、写真を撮りあったりしました。ホテルの部屋からモンサンミッシェルが見えるのですが、翌朝の朝日に映えるモンサンミッシェルも格別でした。忘れられない美しさでした。

失敗体験としては、日本と同じくらいの服装で行ってしまったことです。秋のヨーロッパは日本よりはるかに寒かったため、お腹を壊してしまいました。カイロは大量に持っていたため、何とかなったのですが、もっとリサーチしておくべきだったと感じています。

夫と新婚旅行にイタリアへ行きました。年末年始に6泊でベネチア、フィレンツェ、ローマを周りました。初日のベネチアでは1泊、その後フィレンツェで2泊、最後にローマで3泊して帰国しました。ローマではバチカンでも半日過ごしましたが、全体としては主に美術館や教会、歴史的建造物や広場の観光をしました。その他はショッピングや音楽会も楽しみました。イタリアへ行くのは夫も私も初めてでしたが、芸術にたくさん触れられる旅にできました。

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ツアーには参加せずに自分たちで航空券とホテルを予約しました。事前に行きたい施設をピックアップし、予約ができる場所はネット予約を入れてから訪れました。特に有名な観光名所はどこもチケットの購入に数時間、そこから入場まで数時間と待つとのことで、絶対に行きたいフィレンツェのドゥオモやバチカンのバチカン美術館は予め予約を入れました。その他の美術館も予約制でない所は半日待ちの行列で諦めた場所もありました。

食事は朝はホテルのビュッフェで軽く取りましたが、ランチとディナーはホテル付近の気になるお店に入りました。英語メニューがあるお店や店員さんが英語を話せるお店が多く、注文に不具合はありませんでした。パスタやピザはもちろんですが、やはり赤ワインがとても美味しかったです。

ローマ滞在の2日目にバチカン美術館の予約をしていたのですが、旅行の疲れが出てしまい、朝少し寝坊をしてしまいました。急いで準備をしましたが予約に遅れて行列に並ぶことは避けようとなり、ホテルからバチカンまでタクシーで移動することにしました。フロントでタクシーを呼んでもらい、ホテルでよくお願いしているらしいドライバーさんがすぐに来てくれました。どきどきしながらバチカンまでどのくらい時間がかかりそうか尋ねたところ、「今日は学校が休みだから道路はそんなに混んでいないはず。予約は何時なの?」と聞かれ、時間を答えると「じゃあ大丈夫、20分くらいで着くから」と言われました。

しかしその後すぐに「でも保証はできないよ。だって何が起こるかわからないのがこの街だからね、ようこそローマへ!」と言われてしまいました。焦る気持ちで高まっていた緊張感が一気にほどけ、夫と思わず笑ってしまいました。その後無事に予約時間前に到着できました。タクシーも出来ればホテルのフロントでお願いした方がいいです。顔見知りだと吹っ掛けられるようなことがないからです。

イタリアの中でも特にローマは言わずもがな大都市なので見どころは満載で食事も美味しく、どこのスポットも絵葉書から出て来たような美しい街並みが多いのですが、やはり治安はかなり悪かったです。まず各観光名所には必ずジプシーがおり、施しを求めてきます。その他セルカ棒などを高額で売りつけようとしてくる行商の人も至るところで見かけました。年越しの夜に歩行者天国となっている道を歩いていた時に、実際は人の波に呑まれながらゆっくりしか進むことはできなかったのですが、前から来た男性がすれ違いざまにコートのポケットに手を入れてきました。中にはポケットティッシュを大量に入れていたのですが、お財布や金目のものだと思われたのかもしれません。

また一度だけ地下鉄に乗った際には夫が斜めがけにしていたバッグのチャックを開けられました。満員だったので立っているだけで精一杯という状態でしたが、中学生くらいの女の子にバッグのチャックを開けられ、夫がすぐに気付いたため物を盗まれることはありませんでしたが非常に不愉快な気分になりました。念のためお互い気を抜かず目を配っていたので実際に被害にあうことはありませんでしたが、どこへ行くにも気を付けた方がいいと思います。